こんにちは フロンティア学院の横山です。

何年か前とあるセミナーのパネラーを仰せつかり、話の流れで「勉強って世界一楽しい」と発言して、一瞬会場の雰囲気をざわつかせてしまったことがあります。※ちょっとした失敗談です。

中学受験の夏休みの学習方法についてのセミナーだったのですが、保護者と生徒同席で話を聞く会で、確か如何に学習の量を増やすかというテーマの場面でした。

その時に面白かったのが、手前の席の方はうなずいている方々が多かったのですが、後方の席の方は「まるで変人を見る目」(実際そうなのかもしれませんが)でした。(笑)

今でも「勉強は楽しい物」という思いは変わっていませんが、思い返してみるとやっぱりそれなの積み重ねあるから楽しめるのだろうなとも思います。

多くの人は、何かについて考えようとするとき、それまでの経験・体験を参考にして考えます。つまり、思い出から始まるのですが、その思い出が良い印象だったか、悪い印象だったかで、向き合い方が変わります。

いわゆる成功体験の積み重ねが前向きな取り組み方を作ってくれるのだと思います。

勉強が楽しいのは、成功体験が作りやすいことです。がんばれば、良い結果につながりやすい。なぜなら積み重ねていき、特に若いころはめったに減らないものからです。行動に対してマイナスされることがほとんどない。

他者との比較にしてしまうと差が出てしまうように見えることもありますが、少なくとも、その子自身の能力は前にしか進まない。

だからこそ、成長を実感させるような気づかせ方をしてあげる必要がある。その実感の積み重ねが楽しみにつながるのです。

そうすると、勉強は世界一楽しくなる。

という内容だったのですが、話の流れを失敗するとやっぱり伝わり切らなかったですね。(笑い)

 

横山