皆さんこんにちは フロンティア学院の横山です。
多くの中学生にとって、テストを受けてから真っ先に気になるのは”点数”だと思います。今の定期テストは絶対評価ですから、極端に言えば平均点や順位なんかは本人の成績にはほとんど関係ない。ある意味では純粋に自分自身の成長だけに注目できる。決してすべてが悪いけではないと思います。
しかし、受験となるとそうはいかない。順位だったり、倍率だったりの相対的な評価ですから、点数というのが実はそんなにあてにならない。例えば、80点をとっても 平均点が70点だったのか50点だったのかでは意味が違う。そもそも平均点だって受けている集団によって変わってきたりもします。そういったその時々の変化する要素を抜いて、いつでも同じような基準で測るためのものが偏差値です。入試などの順位で序列が付く試験では非常に判断材料にしやすい。
その反面、日常的ではないので、結局よくわからず、何となく自分がどのくらいの数字だったなぁくらいで学生時代を終わっている人がほとんどだったのではないでしょうか。
大体ざっくりですが、下に偏差値の数値の目安を載せてますご参考にしてください。
偏差値 | 目安 |
70 | 上位2%程度 |
65 | 上位7%程度 |
60 | 上位15%程度 |
55 | 上位30%程度 |
50 | 平均点 |
45 | 下位30%程度 |
40 | 下位15%程度 |
35 | 下位7%程度 |
偏差値45~55の間が全体の1/3ほど
偏差値70というと100人中2人 学年で150人程度の学校なら3~4位くらいまでといったところでしょうかね
違う状況同士でも数値的な違いが比べ易い。だから学校という物にも、生徒という人にも偏差値を付けることができるのです。
言い換えれば、価値基準を一本にし過ぎてしまう。多様性とわかりやすさが相反していることは言うまでもありません。
偏差値で学校を選んだり、人を評価したりすることは 非常にわかりやすいのです。しかし言うまでもなく、物事はそんなに単純明快ではありません。多様な価値基準もあります。
偏差値はあくまで学校選びの目安とか入口くらいの感じに思っておくのが良いと思います
横山