皆さんこんにちは  本厚木教室の横山です

来週には近隣の厚木中・南毛利中の中学3年生の期末テストです。
生徒たちは提出課題を全力で完成させてほしいと思います。

さて、今回は宿題・課題の「丸つけ」について少しですがお話ししようと思います。

テスト前に生徒と話しているとよくこんなやりとになります。

「ワーク(提出物)どのくらい終わった?」
「もう全部やったよ」
「よーし、じゃあわからないところ、できなかったところないかい?」
「まだ丸つけしてないからわからない」

これって実は大問題なんです。

提出物がただの作業になってしまっているのです。

その問題ができているのか、自分がちゃんとわかっているのかどうかは全く気にせず、ただ機械的に書くだけになってしまっていて、良くても”なんか見たことある”ぐらいにしか身にならない。

本来は問題をやったら、考え方を確認するためにも解答と解説をしっかり読み込むことが大事です。丸つけというのは、取り組んだ問題に対して、考え方がわからないものを確認したり、自分の考え方のズレやもっと効率的な考え方を学んでいく非常に大事な学習の一部です。

そういった学習の見直しを後回しにして、なんとなく文字や数字を書き連ねていくだけではあまり成長は見込めません。極端なことを言うと先生が丸つけをするのはテストの時だけでいいと思ったりもします。

※解答を渡すと丸写しする生徒がいるという意見もありますが、ほとんどの生徒はちゃんと話して、しつこく言えば、解答丸写しはしなくなりますし、自分のためにならないということは理解してくれます。

それではどんなタイミングで丸つけするのが良いのかというと、問題毎に行うのが理想的です。ただ、あまり頻度が高すぎると効率が悪くなってしまうのでので、おススメとしては、1ページ毎くらいが良いと思います。時間がたち、やった時の記憶が薄らいだ後や、大量にやりすぎて、どれがどれかわからなくなった後では、考え方を確認するのも難しくなってしまいます。

自習や演習で学習量を増やしたいときは、毎回そういった意図を伝えて、指示を出しています。但し、丸つけをしているところもしっかり見届ける必要があります。

中には丸つけの仕方が、まだまだテキトーな生徒もいて、分からなかった問題の解説も確認しないこともあります。そんな時は、解説を一緒に読んだり、もちろん教えなおしたりです。

学習というのは「できなかったことをできるようにしていく」ことが1つの目的なので、やったことができているのかいないのか、自分自身が認識できなければ、成長になりません。

皆さんのお子様は問題を解きっぱなしで終わらせていませんか?もしそうなら、「今後は宿題やった?」ではなくて、「宿題の丸つけした?」と聞くようにしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大