皆さまこんにちは。本厚木教室の横山です。

神奈川の高校入試まであと残すところ約2か月。真剣に取り組んでくれる中学3年受験生の皆さんにとって、人生の中での大きな財産になる2か月になるように、私たちも精一杯サポートしていきたいと思います。

今回は「目標」と「計画」について改めて考えてみたいと思います。

何かに調整するとき、初めにするべきことは「目標を具体的にすること」です。

受験生にとっての一番の目標は「合格」なのだとは思いますが、そのためには当日の入試で5教科○○点以上必要と計算します。この「○○点以上」というのも、より具体的にした形の目標です。

そのために、英語で○○点、数学で○○点・・・とより細分化して、具体的な目標設定をしていきます。

そして、更にそのためには英語のリスニングで○○点分、数学の計算問題で○○点分などと どんどん細かく考えていくと、今の本人の学力と苦手な物(教科というよりは単元)がはっきりっしていきます。

例えば、5教科で300点を取りたい。そのために数学で60点以上取りたいとなれば、計算問題と各大問の(ア)もしくは(イ)までができれば、64点分になる。その分はしっかり取りこぼさないようにしよう。となるわけです。これが具体的な目標点です。

私は、それぞれの生徒の目標点を決めるときには、生徒へ提案しながら各教科の得点配分の目安を話します。その際には各教科の話からではなく、5教科で何点必要で、だからそれぞれの教科の必要な点数配分を示します。そうして各教科の取り組み方の優先順位を意識づけるようにしています。

 

次にその具体的な目標を達成するための計画」が必要になってきます。

目標を設定したら、そのために「今」「どういう行動」が必要になります。生徒たちは今ははじめてのことに取り組んでいるのですから、多くの子たちは実際に今何をやれば良いか迷ってしまうことが多い。だからこそ、各教科ごとに取り組むべき物をできるだけ「具体的に指示をする」ようにしています。

何を使って・いつまでに・どういうやり方でなどです。

例を挙げると、英語の苦手な生徒へ当日点で50点以上を取らせたい、そのために単語力の向上が必要となったとき、「12月中は、単語帳の○○~○○のページを繰り返し、音読しながら書き出して、チェックテストで満点取れるまで繰り返そう。」と提案します。期限・道具・やり方・質、場合によっては一日の中でやる時間を指定することもあります。そうすると「空いた時間には単語を勉強する」と意識が向くようになります。

何よりも受験期の生徒たちは不安感の中で常に迷い続けていることが多いですから、いかに活動しやすい状況にしてあげるかが重要です。そのための「具体的な計画」なのです。

受験は大事な成長の場でもあります。そこで学んでほしいことは数多くあります。そのうちの一つに「事前の行動量が成否を決める」といことです。そのための行動を確保するためにも、生徒たちが行動量を増やせるようにするための計画づくりでのサポートを続けていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大