皆さんこんにちは 本厚木教室の横山です。

近頃めっきり冷え込んできて、その分陽の光が暖かく感じれるような日が続いています。その分乾燥等には十分気を付けてお過ごしください。

今日は少し先の来年度のお話をしておこうと思います。

ご存じの方も多いかもしれませんが、来年度は教科書が改訂される年です。前回が平成29年度だったので5年ぶりの改訂ですね。

今回の目玉は何といっても英語です。小学校で外国語活動が必修化されて、英語に触れる機会が大幅に増えた子たちが扱っていく教科書になります。その分、学習内容の進度が桁違いに速くなっています。

例えば、現行の中学1年生は「can:~できる」という表現を学年末テストの範囲として学びますが、今回の教科書改訂ではなんと1学期に登場してきます。

「もう知っているよね」のノリで中学1年生の文法が始まっています。つまり、「中学生になったら英語が始まる」という私たち大人の固定観念が通用しなくなってしまいました。

また、単元の進度だけでなく、量も大幅増です。これまでは中学校で習う英単語の数は1200語程度でしたが、今回の教科書改訂では1600語~1800語。更に小学校で600語~700語は習得済みとみなされているので、中学校3年生終了時での知っておくべき単語数は2200語~2500語。丸々2倍の単語量です。

ここまで必要な学習量が増えると怖いのは、学力格差が大きく開いてしまうのではないかということです。現状でも英語は(数学もその傾向があるのですが)得意な子と苦手な子で二極化してしまっています。私たち自身の経験に基づいて考えてしまうと、どうしても「英語は中学生になってから始まる」と思ってしまいがちですが、これからは算数と数学の関係と同じく、「小学校での英語をしっかり身につけて、中学校で発展させる」の流れを作らなければならないと思います。

これまでの習い事としての英語ではなく、しっかりと成績を追いかける英語学習の必要性が増していくと思います。中学一年生の最初の成績が、三年間の成績の基準になります。だからこそ良いスタートダッシュをしてほしいと思います。そのために小学生の英語をしっかりと復習し、中学進学の準備をしておくとよいと思います。