皆さんこんにちは 本厚木教室の横山です。
 
昨日2月1日に高校入試の倍率が発表され、志願変更の相談があったり、不安になっている生徒を落ち着かせたり、もしくは気が抜けている生徒は気を引き締めたりと十人十色の反応がありました。残り2週間を切り、ほとんどの生徒は受験校も確定して、あとは1点でも多く取れるように学力を上げていきたいと思います。

そして、この時期はどうしても隠れがちになるのですが、中学1・2年生にとっては学年末試験が間近に迫ってきている時期でもあります。特に中学2年生は今回の内申が入試の内申点の一部になります。そのことをしっかり意識させて取り組ませます。

毎年、我々塾の先生にとっては気の抜けない時期なのですが、今年は更に来年度に向けての準備も非常に重要になってきます。というのも来年度は教科書が変わる年なのです。しかも今回はこれまでで最大級の大改革! 特に英語の難化が激しい。ポイントを一部箇条書きにすると以下の通りです。

・小5・6年生の英語学習が成績のつく科目になる

・中学で習う語単語数およそ1200語 ⇒ 小学5・6年生 700語 + 中学校およそ1800語 計2500語

・高校の英語文法の一部が中学内容に降りてくる。そして、文法事項の学習進度が速くなる。

・中1の英語は小5・6年生で習ってきたことが前提となって進行される。

・授業はオールイングリッシュで行われる。

などなど。急激な変化です。

特に中学1年生は、スタートから小5・6年生の学習を前提としているということは、言い換えれば、すでに差がついている可能性もある状態からのスタートなのです。

中学生になると定期テストがあり、子供たちの価値基準の中にテストの点数が入ってきます。特に初めてのテストは、自分自身その教科の得点の基準になっていきます。だからこそ、最初の定期テストの得点は重要ですし、そこで点数を取るためには新中学1年生は入学前から入念な準備が必要になります。入学前に、何を、どのくらい、身につけておかなければならないのか。そして身につけるためには、どうやって身につければよいのかをしっかり考えて、取り組みをしていかなければならないと思います。

そして、入学前の準備として、(英語に限らずですが、)入学前の2月,3月や春休みにはしっかりと小学校内容の総復習を行い、中学1年生の1学期の内容の先取りをしておくことが大事になってきます。

また、本人達に中学校になったら試験があることと、「直前だけでは足りない。毎日積み重ねる習慣を付けることが大事」ということを意識させる必要もあります。そして、良い習慣を作るためにも早めの準備をお勧めしたいと思います。

 

すべての新1年生にとって良い教科書改訂になればと思います。最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。