皆さんこんにちは。本厚木教室の横山です。

今回は塾で使うテキストについての話を取り上げようと思います。

我々塾で授業をする際に使用するテキストには大きく分けて2種類の物があります。

1つ目は入試対策用のテキスト

2つ目は学校の教科書準拠テキスト

何が違うかというと、主に単元の順番問題の難易度が違います。

 

入試対策用テキストは学年ごとに分かれてはいるものの、取り扱う単元の順番が教科書と同じとは限りません。但し、テキストそのものも種類によって、扱う問題の難易度が違います。

それに対して、教科書準拠テキストは、基本的には対応している教科書毎に合わせた作りになっています。

そのため、学校の授業の進度の先取りという意味では教科書準拠のテキストの方が取り組んでもらい易い。

特に神奈川県立高校入試では、内申の比率が比較的高いため、学校の成績が非常に重要になります。

しかしその反面、教科書準拠教材では、入試での頻出問題などの扱いは少なく、応用的・発展的な問題の訓練が乏しくなりがちです。

 

では、どちらの方が良いのかという点については一概には言えないと思います。

基礎基本の繰り返しも非常に大切ですし、苦手な教科で難しい問題に取り組むというのは子供たちにとってはハードルが高すぎるケースもあります。そういった生徒には苦手教科は教科書準拠を中心に進めるた方が良いでしょう。

逆にある程度卒無くこなせてしまうような子には、発展的な問題を取り扱って、思考力の養成や悩んで考える習慣を与えてあげるためにも入試用テキストの方を使った方が良いかもしれません。

結局のところ生徒に合わせて教材を使い分けるのが良いかもしれません。

 

但し、そこで重要になってくるのがカリキュラムです。

当たり前ですが、場当たり的にその日その日の授業が行われるわけではなく、その日に何をやるのかはあらかじめ決まっています。そのあらかじめ決められた内容が何に基づいているのかという点が大事なポイントになります。

やはり中学生の場合は教科書の順番と同じように進めていくのが一般的には理解をしやすいのだと思います。

教科書準拠テキストの場合は基本的には学校の先取りになるように進めていくケースが多いので、本人達もわかりやすいのですが、

入試用テキストを使う場合は、単元の順番が入れ替わったりするので、教科書の順番と見比べてしっかりと目安となるカリキュラムを作っておく必要があります。

特に次年度は中学校の教科書が改訂され、中でも英語は順序が全くすり合わない。そのため、入試用テキストの学習順序は単元によって、一旦飛ばして後に回したりして行ったり来たりさせながらになります。

それでも、余裕のある生徒には入試用テキストを使って、応用的・発展的な問題も取り扱った方が良い場合も多い。最近では定期テストでも、入試問題の改題などを課してくる中学校もあります。

例えば、10点分くらいは過去問からの抜粋などになっているケースもまま目にします。”教科書の問題だけやり込む”だと90点・100点は狙いにくい。何よりも入試直前の時期の模試や本番に対応する力が不足してしまうなんてことも。

だから、我々は個別指導塾ならではの取り組み方として、教科書準拠テキスト入試用テキストの併用を行いながら、生徒に最適な学習を提供しています。最適な教材で最適な学習をするために、教科書にの進み方に合わせながら、問題の難易度の調整を行いながら進行していけるようにカリキュラムを組んでいるのです。

テキストはどれが良いではなくて、どう使うのが良いのかが大事なのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。