皆様こんにちは。本厚木教室の横山です。

私たちフロンティア学院では、生徒たちに授業の終わりに「学習記録ノート」を書いてもらうようにしているのですが、その中に「今日の振り返り」を書く欄があります。

その日の授業で身につけたことを最後に整理して、自分の言葉にしておくことで記憶が定着しやすくなるからなのですが、悪慣れしてくると生徒たちは単元名を書いて終わらせようとしていきます。

そのため、定期的にその日の振り返りの書き方を話すのですが、先日ある生徒がこんなことを言ってくれました。

「振り返り書くの面倒だけど、振り返りで書いたものって結構覚えてるんだよね。今日何やったっけかなぁ?」

 

私にとってはとてもうれしい言葉でした。子供たちにとって勉強の内容。特にあまり興味のない内容というのはすぐ忘れてしまう物です。

記憶というのは、頭の中で何度も繰り返し思い出して定着していくものなので、先ずは思い出すきっかけを作ることが大事です。そのための「今日の振り返り」なのです。

この子がこの行動の意味を実感してくれて、じゃあやってみようかなという自発的な行動をしてくれたことがわかります。

この子にとっては、授業で集中して考えて、最後にまとめをしてみようというのは“面倒なこと”なのかもしれませんが、それでもちゃんと効果があって、自分の成長のためにはやった方がいいからやるという行動をとってくれた。

しつこいなぁと思われても言い続けてきてよかったなと思う出来事でした。

 

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大