皆さんこんにちは。本厚木教室の横山です。

日中は春の陽気を感じさせるような気温になりだしましたね。今日は昼間外に出たりするととても気持ちの良い青空でした。

今日の本題ですが、先日こんなことがありました。

ある新中学3年生の生徒の数学の授業で、新しい単元を教えていました。この子は数学が大嫌い。できればやりたくない。口癖は「なんで数学やらなきゃならないの?何の役に立つの?」。

これまでは新しいことを教えても、その場で四則計算(+-×÷)を適当にやって、答えを丸写しして終わるみたいなことを繰り返していたのですが、この日は違いました。

なんと、やり方教えた後にこんな言葉を言ってくれたのです。

「・・・ってことは、○○みたいに考えればおぼえられるなぁ」

ほとんど独り言なのですが、私は思わず大声で「その通りだよ」と叫んでしまっていました。

明らかにこれまでとは違い、しっかりと覚えて、このこと身につけようと主体的にならなければ、決してこんな言葉は出てきません。

この時、私は、「あ~この子は自分がすべきことに向き合うつもりになってくれたのだな」と思いました。

授業後にその生徒に、「最近数学もやる気になっているんじゃないか。今日だって凄く良い取り組み方をしていたと思うよ」と話をしたところ。「今やっている範囲は何かわかるんだよね。だからそんなに嫌じゃない」と言っていました。

私たち塾のすべきことは、解ってもらうことで終わりではなく、子供たちが自分一人でもできるようになることだと思っていますが、そのためにはやはり わかる! の積み重ねがあってこそなのだと改めて感じました。

生徒の成長を実感できる瞬間でした。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大