こんにちは、

フロンティア学院の城宝です。

 

先日とある雑誌で脳科学者の方がこんなことを言っていました。

人間の脳の使い方はどんどん変わっており、インターネットの出現で、

人類の記憶力は下がったが検索能力は人類至上最高なのだそうです。

記憶力は低下しているが脳が衰えているわけではないというお話でした。

 

なるほど、確かに現代社会においてインターネットと上手に付き合っていくことは必須事項です。

さらにAIなどの台頭もあり、人間は記憶や知識などでは太刀打ちできません。

やっぱりこれからは新学習指導要領でも謳っている思考力・判断力・表現力、さらには主体的に学ぶ力が重要なんだ!

 

 

と、しかし、ちょっと待ってください。

だからと言って知識を疎かにしていいわけではないですよね。

知識が思考・判断・表現や学びの土台を作ります。

 

そして、知識の土台をインターネットに全て依存してはいけません。

なぜなら、

私たちが何かを調べようと思ったとき、

調べようと思っていることは『自分が知らないことを知っている』からなんです。

そして『自分が知らないことを知っている』ものは、

実は自分が知っている知識の一歩手前にあるものです。

 

よく、勉強すればするほど知らないことが増えていくと言いますが、

正にその通りで、全く知らないもの・存在すら知らないものを調べようとは思いません。

インターネットを上手く利用するためには、土台となる知識を覚える必要があるのです。

学校で学ぶ知識はまさに土台となるもの。

 

インターネットをうまく活用するためにも、

学校で学ぶ知識をちゃんと習得することはとても大切なんです。

 

新学習指導要領に対応するためにも、思考力・判断力・表現力を養成していくことはもちろんですが、

まずは土台となる基礎・基本の重要性もしっかり伝え指導していきたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。