皆さんこんにちは。本厚木教室の横山です。

昨日4月5日(月)に厚木市では各中学校で入学式が執り行われました。

新中学1年生の皆様・保護者様、ご入学おめでとうございます。

 

さて、皆様は中学校での学習についての準備はもうお済でしょうか?

何度か書かせていただきましたが、本年度から中学校の教科書が変わり、学習内容が非常に難しくなっているというのは、聞いたことがある方も多いかもしれません。

学習内容は年々難しくなっているという印象が強い昨今ですが、実はずっと難しくなり続けているというわけではないのです。

史上最も難しいと言われている指導要領は、なんと50年前の1971年施行の通称「現代化カリキュラム」なのです。

この現代化カリキュラムは、その難易度、学習量のために大きな学力格差を生むこととなりました。

この頃に「落ちこぼれ」という言葉が生まれ、その後の「詰め込み教育の批判・否定」へと繋がるようになっていきました。

そして、その後はカリキュラム内容が少しずつ削減されて、2002年度施行の指導要領以降はいわゆる「ゆとり教育」と言われる緩やかな内容にまで削減されていきます。

ゆとり教育では、今度は全体の学力の低下叫ばれるようになり、2011年度からは再度難化・増加の傾向になりました。

このような歴史的な経緯から考えても、今回の指導要領の改訂は、間違いなく難化傾向です。

しかも、「現代化カリキュラム」の時代には、学校の先生は、権威と権力のある“指導者”でした。良いか悪いかは別として、ある程度強圧的な手法をもって、無理を通すことも出来ていました。

しかし、近年では先生の役割は、生徒の自発性を高めるための“支援者”です。生徒の向いている方向がズレた場合に、強制的かつ即時的に修正するのは至難ではないのだろうかと思います。

ということは、学力格差が生じやすい状況なのではないでしょうか。

 

だからこそ、私たちは学習の先取りや、早めの学習の開始を呼びかけていく必要があると思っています。わからなくなってから、できなくなってからではなく、その前にしっかりと対策と準備をしていくことが良いと思います。

我々自身も非常に気を引き締め直して、指導に当たっていかなければと思っております。

 

少し硬い話になってしまいましたが、最後までお読みいただいてありがとうございます。

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大