こんにちは厚木林教室の城宝です。
先週のブログでは生徒のセルフ・エスティームを高めるという内容で書かせていただきました。
セルフ・エスティーム(自己重要感)が高い状態にあると
積極的に行動をするようになり、良い結果が生まれるというお話でした。
子どもの出来ていない点ばかりに注目すると萎縮してしまいます。
ですから、生徒の当たり前にやっていること・出来ていることに注目し、
セルフ・エスティームを高めていく事が重要なのです。
今日は、子どもたちのセルフ・エスティームを高める承認活動について書きたいと思います。
3つの承認活動
子どもたちのセルフ・エスティームを高めるためどんなことに関心を持つか。
その関心の示し方に3つの承認活動というものがあります。
①存在承認
②成果承認
③未来承認
①存在承認は子どもの存在そのものを承認することです。
「あなたがいるだけでお母さんは、楽しいわ。」
「今のあなたでも十分魅力的よ」
このような表現で存在を承認することが存在承認です。
3つの承認活動の中で一番言うチャンスあると思いますが、
保護者の方にとっては、いまさら恥ずかしくて、一番言いづらいかもしれません。
しかし、当たり前にそこにいてくれることは
とても幸せなことだと思います。
もし機会があればぜひ言葉にしてお子様に伝えてあげてください。
②成果承認は成果を出したプロセスに注目して承認する活動です。
「100点を取るぐらい練習したことが素晴らしいわ。」
「県大会に行こうと頑張ってたものね。」
成果を出すプロセスを承認することが、成果承認です。
結果や成果に注目してしまいがちです。
「100点取ってすごい!」ではなく「100点取るほど頑張ってすごい!!」
と言い方を少し変えてみてください。
③未来承認は今できていることを承認しながら、未来に向けて承認していく事です。
「こんなふうに字が綺麗に書ければ、この先もっと勉強できるようになるよ」
「目標に向かって勉強しているその姿勢なら、必ず合格できるわよ」
出来ている点をもとに将来、その出来ている点が大きくなっていくと承認する活動が、未来承認です。
その場限りではなく未来の姿を言葉にしてあげることも、とても大事なことです。
以上3つの承認活動とそのポイントでした。
お子様が大きくなって褒めることが少なくなったという方は多いのではないのでしょうか。
褒めるというのは承認活動の一つです。
実は子どもが小さい時は自然にたくさんの承認活動をしているものなのです。
赤ちゃんの笑顔にみんな喜び、一挙手一投足に注目して褒めたり喜んだりするものです。
しかし大きくなってくるとどうしても出来ていないことに注目しがちになってしまう。
ですから、
そういえば最近子どものことを褒めていないなという保護者の方は、
ぜひ3つの承認活動を行ってみてください。