皆さんこんにちは。 フロンティア学院本厚木教室の横山です。

今日は「算数・数学を楽しむ」ということについてお話させてもらおうと思います。

「算数や数学を楽しむ」ということは 「整理整頓して、スッキリすること」 です。

決して、100点を取ることや答えがあって〇がつくといったようなことの繰り返しだけでは、算数や数学を好きになることはありません。

数学はただの公式暗記の科目ではなく、学力として身につけるために、幾度となく頭の中で試行錯誤を繰り返す必要があります。

言い換えれば、正しい道筋を見つけ出す前に、その何倍も間違えて修正してを繰り返さなければならない。その繰り返しに耐えうるための”ご褒美”が必要になってきます。その”ご褒美”になるものが「スッキリ感覚」なのです。

例えば、文章問題の中には、様々な具体的な物とその物をどうする(〇倍にするや〇割引)などのように言葉を複雑に絡み合わせて出題してきます。それらの情報を整理して、記号化した形にしていくこと。その結果としてシンプルな形に整えたときに、まるで掃除を終えた後のような「スッキリ感覚」を持つことができれば、数学が好きになっていけます。

数学を楽しむというのは、こういった「スッキリ感」を味わうことですし、問題が複雑なほど、その感覚は強く味わえます。

もし十分にその感覚の味を知っている人間ならば、たとえその問題が解けなくとも、解けた時のスッキリ感を想像するだけで難問にも取り組めるようになります。テレビゲームとあまり変わりないなとも思ったりします。(ここまで行くと数学しかやらない子になるので危険ですが)

つまり、「スッキリ感覚」わかりやすく言えば、「わかったぁー」という感覚をどれだけ引き出せるかがカギになります。だからこそ、数学を教えるときには、答えを教えないのです。場合によっては公式すら教えないこともあります。なぜなら、よくわからないけど、答えがあっているからいいやでは、ほぼ確実に次に同じものが出ても解けないからですし、いつまでも自分から取り組もうという姿勢が生まれないからです。

だからこそ、私は数学を教えるときには、表面上の「わかった」ではなく、感嘆の「あ~↑」みたいな反応が出るまで付き合っていくようにしています。逆に後者の反応が出たら、すべてを言い終わっていなくとも、問題に取り組ませます。その方が子供たちが楽しめると思います。

こういったわかった時の爽快感を多くの子供に味わってほしいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

フロンティア学院 本厚木教室 横山