皆さんこんにちは。フロンティア学院 本厚木教室の横山です。

今日は勉強をする意味についてお話ししたいと思います。

 

先日ある生徒が「天才っていいよなぁ 勉強しなくてもできるんだもん」と言っているのを聞きました。

同じようなことを思ったことがない生徒の方が多いのではないでしょうか。傍目からは苦労せずにテストの点数が取れているように見える子がいたりすると羨ましくなってしまうこともあるでしょう。

気持ちはよくわかるのですが、こういう時には次のように返しています。

「大事なことは、点数を取ることよりもどれだけできないことをできるようにしたのか ということだよ」と

続けて、「勉強は努力した分結果に出やすいんだよ。でもね大人になって社会に出ると”自分なりに頑張った”じゃあダメな時もあるんだ。大抵は相手がいることだから、自分が努力しただけじゃ足りないことの方が多いかもしれない。

でもね、うまくいかないこともあるのだけれど、うまくいかせるためにはね、やっぱり自分の努力は絶対に必要なんだよ。勉強はその練習なんだ。

〇〇くんの言う”天才”っていうのは、努力せずに結果が出る人って意味でしょ。だとしたら、大人になる前に努力する練習ができないかもしれないってことじゃない。それって不幸じゃないかな。みんながやっていることのチャンスがないのだから。

必ず結果が出ることって実はほとんどなくて、ほとんどのことはやってみないとわからないんだよ。やっても無駄になるかもしれないならやらないというなら何もやらなくなってしまうんじゃないかな。

でも、やらなかったら何にも起きない。無だよ。だから、結果がどうなるかわからなくても努力はしなきゃいけないんだ」

こんな感じで話をします。

実際に勉強が得意な子以外の多くの生徒にとって、勉強するというのは多かれ少なかれ苦しさが伴います。その苦しさから安易に逃げないことで、社会の一員として成長していけるという側面もあると思います。

やるべきことはしっかりやらせる。そして、苦しくても努力をできる。そういう心の強さを持ってもらいたいと思います。

お読みいただき誠にありがとうございました

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大