こんにちは。伊勢原教室の清水です。

今日はお盆休校明け、最初の授業でした。
課題に出していた盆宿の提出率も良く、学校の宿題もお盆を越さずに終えることができた生徒さんもいました。
(宿題が終わっていない人……まだ期限があると思って先延ばしにしても、良いことないですよ!)

さて、今回は夏休みの宿題という観点から、意志力について書いてみたいと思います。
意志力とは「目標や計画を決め、それを実現しようとする力]のことです。
なにかを達成したいというときには、必ずこの意志の力が大切になります。
スポーツ選手になりたい、良い高校(大学)に入りたい、人気者になりたい等……遺伝的要素もあるでしょうが、達成する人としない人では、意志の力が大きく関わってきます。

そして、意志の力には、なにを選択し、どこに重点を置くかが、非常に大切になってきます。
つまり、行動するものを決断し、そこに行動を注ぎ込むということです。

では、始めに言ったように、夏休みの宿題という観点で考えてみます。
夏休みの宿題は、流そうと思えば流せます(そうすると、大抵、最後に必死に仕上げてくれるのは親御さんですね)。
提出さえすれば、一応は提出したという評価はもらえます。
ですが、意志を持ってやった人と、持たないでやった人とでは成果が変わってきます。
意志力を発揮することは、自身の成長と未来に大きく関わってくるからです。
もちろん学校の宿題より、強い意志力を持ってやるものがあるのなら別に良いのです。
楽したいからおざなりにするという姿勢がダメなのです。

なぜ、楽したいのか?
そこには、スマホに代表されるデジタルデバイスの影響があります。
お手軽、簡単に楽しめるデバイスを手に持っていることで、簡単に娯楽を得ることができるようになったのです。
そして、問題なのが、簡単に娯楽を得られる道具は、意志力を減耗させてしまうということです。

意志力が削られてしまうと、できなかったことを正当化するようになります。
部活が忙しい、お盆で帰省したので時間がなかった、家の手伝いをした……等々、言い訳はなんでも良いです。要するに、やらないことを正当化できれば良いわけです。

強い意志というのは強いパワーを持っていますから、使うのはしんどいです。
だからこそ、小刻みに減らす誘惑に打ち勝って、奮い立たせていかなければいけないわけです。
至るところに娯楽の溢れている現代では、ここの差というのは大きくなってくるような気がします。

夏休みの宿題一つとってみても、自分の意志力について考えることができるので、生徒の皆さんには、夏休み後半にぜひここまでの過ごし方を振り返ってほしいと思います。

それでは、お読みいただき、ありがとうございました。