やりたいことを100個書け!?
こんにちは!フロンティア学院本厚木教室の西澤です。
先週に引き続き、「やりたいこと」がテーマです。
ある日のことです。
私は授業の時、おもむろに以下の課題を書いたプリントを渡してみました…
「やりたいことを100個書いてください」
やりたいことというのは、「今すぐには実現できそうにないな…」ということでも構いません。
とにかく、思いつくままにたくさん書くことが課題です。
さて、大変です。
やりたいこと、2つや3つぐらいならパッと思いつくかもしれません。
ですが、「100個書け」なんて言われたらたいていの人は浮かばないものです。
なぜこんなことをわざわざ書いてもらっているか?
忙しい日々を過ごしていると、未来に対してワクワクする気持ちが薄れてしまうからです。
これは、子どもの頃ヒーローに憧れていたり、何の屈託もなしに未来に憧れているような
気持ちを思い出すためのワークなのです。
さすがに授業中に100個書いてもらうと授業時間が全てつぶれてしまうため、
「まずは10個ぐらい書いてみよう」という提案にしています。
けれども、書く子はたくさん書きます。自分の気持ちにウソをつかず、
ただただ将来やりたいことを書いてくれます。
どうすれば実現できるか考えるからワクワクする
なぜワクワクすることができるのか?
それは、「やりたいこと」を実現するためにたどり着くまでの道を
自分で考えることができるからです。
私も中学生の時、京都に修学旅行へ行った経験があります。
ですが、あんまり胸が躍るような気分にはなりませんでした。
「指定された時間に集まって、先生の言う通りに動いて、他の人が決めたルートに一緒についていこう…」
そのぐらいの気分でだる~く参加していたわけです。
当然、記憶にもあまり残りませんでした。強いて覚えているとすれば、
奈良公園の鹿に地図を食べられそうになったことぐらいですね。
そんな私も成長して大学生になるころ、「一人で旅行先を決めて行ってみよう」と思い立ちました。
そう思いついたとき、ワクワクした気持ちになったのを覚えています。
「どこに行くか、どこに泊まるのか、何を見たいか…全部自分で決めていいのか!!」と。
今では新幹線、宿の予約だってネットでパッと済ませられてしまいます。
東北、大阪、北海道…どんな新しい景色を見ることができるのだろう?
考えにふけっているだけで、楽しい気分を味わっていたものです。
私の旅行への楽しみを例として出しましたが、普段の生活でも「やりたいこと」をベースにしたほうがもちろん面白いはずです。
「これを食べたら健康にいいだろう」ではなく、「これを食べたい!」
「なんとなく勉強しておいたほうがいいはずだ」ではなく、「これを勉強したい!!」
「〇〇したい!」と考えた方が絶対に前向きになれます。お得です。
さて、早速ですが…今夜の夕食は何か食べたいものは決まりましたか?
ネガティブベースではなく、ポジティブベースで生きる
人間というのは、元来ネガティブな生き物です。
原始時代の時、人間というのは外敵がたくさんいました。
「こんなことをしたら外敵に襲われてしまうかも…」
今生き残っているのはネガティブな思考が基本となっている人類です。
だから、「不安に思っていることが現実に起こるとまずいから、それに備えておこう」
そう思って日々を過ごしている人もたくさんいると思います。
ですが、その過ごし方だと「備えに対処するだけ」の生き方になりかねません。
せっかく一度しかない人生です!
「やりたいこと」をすこしでも実現するための道しるべ、描いてみませんか?
自分で「やりたいこと100個」書き出してもいいです。
はたまた、身近な人にこのワークをやってもらって、
密なコミュニケーションのきっかけをつくってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。