勉強の成績がふるわない…どんな声掛けをする?

こんにちは。

本厚木教室の西澤です!

 

10月となり、急に冷え込んできました。

各中学校で中間テストの結果が帰ってきており、子どもたちはさまざまな反応を見せています。

「テストでいきなり難しい問題が増えた」「なんでこんな点数になったんだろう…」

ショックを受けた子には𠮟咤激励し、次のテストへの課題を一緒に考えています。

 

ここで本題です。

お子さんがテストの結果を見せてくれました。その結果があまりふるわないものでした。「このままで大丈夫かな、次こそは頑張ってほしい」という気持ちをぶつけたくなると思います。

しかし、「このままだとまずいから勉強しなさい」と言うだけでは絶対に子どもは勉強に向かいません。

 

さて、どのようにお子さんと接していけばよいでしょうか?

どうしたら心というタンクにガソリンを入れて、心火を燃やしていくことができるでしょうか?

 

私が思う答えは…「子どもの今の状態を、まるごと認める」ということです。

「いつも、大変だね。頑張っているんだね」と態度で伝えていくことです。

 

「頑張っている」ときだけ認められると、子どもは苦しい

私が教室の教壇から見える生徒たちは、普段の生活を送るだけでもとても頑張っています。

大好きなサッカーや野球を続けるため、空いている時間を勉強に充てている子。

学校で無理難題な宿題を抱えていて、頭を悩ませている子。本当は学校がつまらなくてつらいけど、我慢して通っている子…

こうして、いろんな子の状況を書いてみましたが、お気づきでしょうか。

そうです。どんな子も、「それは大変だね」と言いたいぐらい頑張っているのです。

 

なんとかして自分なりに頑張っているつもりなのに「もっともっと頑張れ」と言われたら

子どもはどう感じるでしょうか?「もう、無理だよ」と感じてますます意欲をなくしてしまうかもしれません。

 

「いやいや、それでもうちの子は時間が空いたらずっとゲームばっかりしているよ」

「スマホを使っていて、いつも誰かと話していたり動画を見たりしているよ」

 

もちろん、際限なくゲームをしていたりスマホを触るのは厳禁です。

ゲーム機、スマホに触る時間を決める。その約束を破ったらこうする。

こうした取り決めをしておいた方が、親と子どもお互いに健全な関係を築けると思います。

 

ただし、「もっと頑張ってほしい」「約束を守ってほしい」と言う前に、

信頼すること。「頑張って」と直接言わずとも、「いつも大変だね」と労ってあげること。

 

このことが、心火を燃やすために肝要なことではないかと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。