「勉強しなさい」と言うだけではエネルギーの無駄!
こんにちは。
本厚木教室の西澤です!
2学期の期末テストが控えているこの時期、とても大切です。
特に中学3年生の期末テストの結果は、入試に直結してくるわけです。
そんな最中、子どもたちは自宅、もしくは塾や学校で勉強できているでしょうか?
「将来困るから」「他の人だって勉強している」「子どもの義務だからやらなければならない」
そのような言葉を投げかけられても、子どもたちは一向にやる気になりません。
大人だってそうでしょう。確かに国は「勤労の義務」として憲法に規定されていますが・・・
それを周囲の人から、ましてや毎日「会社に行って、一生懸命働くことが義務なのだ!だからやれ!」と言われたら、心底うんざりしてしまいますよね。
「勉強しなさい」と毎日言われることは、子どもからするとそういう聞こえ方になります。
私自身も、過去にゲームに熱中しすぎて「成績が落ちたら困るでしょ、勉強しなさい!」ときつく言われたことがあります。
ですが、その言葉では自分から勉強しようとは全く思いませんでした。
むしろ、「うるさいな、楽しんでいる時間を邪魔しないでくれよ!」と強く反発する気持ちになりました。
子どもの気持ちを認めてから提案するとうまくいく
「あれをしてはダメ、これをしてはダメ。」
大人はついつい、子どものやることなすことにダメダメと口出ししてしまうものです。
ですから、一度子どもの言うことを認めて柔らかく提案しましょう。
「確かにそうすることはいいね。だけど、こうしてみたら?」
攻撃的な口調にならず、柔らかく自分の意思を伝えること。
これを「アサーション(Assertion)」といいます。
例えば、「〇〇なんてやりたくない!」と子どもが言ったとします。
大人としては「どうしてそんなこと言うの!」と突っぱねたくなりますが、子どもが本当に伝えたいことは「やりたくないこと」ではありません。
元来子どもは、「自分の言っていることを認めてほしい、受け入れてほしい」と思っているだけなのです。
大人でも、めんどくさいことやつらいことがあったら愚痴をこぼすこともあるでしょう。
ですが、聞いてほしい愚痴を「そんなことを言っている暇があったら、やるべきことをやりなさい!」と突っぱねられたら大変嫌な気持ちになることでしょう。
「子どもがすぐに勉強すること」から少し遠回りの手段になってしまいますが、
子どもは「自分の言うことをちゃんと受け入れてくれる人」の提案なら聞くものです。
粘り強く子どもとコミュニケーションしてみましょう!
自分から知識を獲得するのは気持ちいい!
何より、勉強するようになるのは「知らないことがわかるようになる」気持ちよさがあるからです。
子どもがゲームに没頭するのも同じ感覚を得られるから。「未知の世界に触れ、新しい発見がある」からなのです。
ですから我々大人は、「勉強しなければダメだ」ではなく、「勉強をするとどんどん新しい発見があるよ」と言い、
「新しい世界の一部を見せてあげるよ」というエンターテイナー的なスタンスを取っていくことが大事です。
そのヒントは、何よりやってはいけないという「ゲーム」の中に含まれています。
私も「どうしたら子どもに楽しんでもらえるか」というエンターテイメントの研究(という名目で)ゲームを楽しんでいます。
ゲームのチュートリアルも、勉強の基礎を学ぶことと同じです。一気に遊び方のすべてを教えないわけです。
スモールステップでできること、覚えることが積み重なっていくから没頭できるわけですね。
特におすすめしたいのが「任天堂」の作るゲームの数々です。
導入で言葉や文字の羅列で何かを説明することなく、ゲームの世界へ誘うデザイン作りは今でも私を唸らせるほどです。
子どもがやっているゲームについて調べてみて、「なぜ面白いのか」研究してみるのはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!