こんにちは。伊勢原教室の清水です。

先日、小学3年生のOくんの授業をしていたときのことです。

Oくんの着ていたお城のTシャツが目についたので、
「このTシャツおもしろいね、どれがどの城か分かる?」
と聞いてみました。

するとOくんは、即座に
「これが松本城でしょ、これが犬山城、これが松江城、これが姫路城」
と次々と答えていきました。

なんで分かるの? と自分から聞いておきながら、答えられたことに驚きを隠せずに質問をすると、
「行ったことあるから分かる!」
とのことでした。

残り一つのお城もヒントを出すと(ひこにゃんっていうゆるキャラがいる県)、
「あっ、彦根城だ。野面積み。打ち込みはぎと切り込みはぎ」と発言。

小学生の脳の柔らかさと、記憶の豊かさには本当に驚かされます。

そして、ここからなにが言えるかというと、“探究は興味からこそ生まれる“ということであると思いました。

国語の教科書に載っている文章には興味を示しませんが、お城の話では、過去に学んだ内容を含め、興味深く話せる。

そして、例えばそこから、お城の石垣には野面積みと打ち込みはぎと切り込みはぎが、なぜ使われてるのか、他の積み方はないのか、昔の人はどうやって積んでいったのか、等々考えていけば、新しい知識となり、思考力となる。

探究は、興味から引き出すものだと、Oくんから改めて教えられました。

ちなみに、Oくんに「好きな戦国武将はなに?」と聞くと、「織田信長」とのこと。
理由は、優しいから、とのことでした。

世間一般のイメージとは、違う側面から見る視点に、またまた驚かされ、また、こういう対話から探究は始まるんだなあと思った出来事となりました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。