こんにちは。伊勢原教室の清水です。
ここに来て、グッと冷え込んできましたね。
皆様、お身体には十分気をつけて、お過ごしください。
勉強していると、やってはいるけど、なかなか学力が伸びない教科や単元というのが必ずあります。(勉強しているのに結果が出ないと、勉強の意欲を失くしますよね。私も中高時代を経験しているので、よく知っています)
でも、やる気をなくす前に一つ勉強について、考えてみると良いことがあります。
それは、勉強法についてです。
勉強法には、量から質、という順番があります。(質から量だと、最初にこだわり過ぎて、失速してしまいます。。)
〜質より量の段階〜
まずは、自分が勉強している単元を理解し、定着させるために量をこなします。
勉強は、反復していれば必ず伸びます。出来なかった分野や苦手に思っていた問題も、量をこなして、パターンを身に付ければ、必ず解けるようにはなります。
特に、定期テストは出題範囲が指定され、学校ワークや定期試験対策のプリントなどをやり込めば、勉強時間に比例して、得点を上げていくことができます。
つまり、勉強には量が必要になってくるわけです。ここを避けては、学力の向上は望めません。
まずは、自分が習っている分野の問題パターンを知るために、問題をたくさん解き、答え合わせをして、その分野で問われる問題と解答を肌感覚として身に付けていきます。
ですが、ある一定のところで、また理解ができなくなってきてしまいます。
パターン演習は学校の定期テストの点数を稼ぐための勉強法、つまり、反復して、解法やパターンを覚えてしまう勉強法なので、知らない問題や少しひねられた問題に遭遇すると途端に問題が解けなくなってしまいます。
ここから、さらに先にいけるかが一つのポイントになります。
〜量から質への転化〜
その先に行くには、理解の質にこだわり、問題の意味が理解できているかを意識しながら勉強してくことが大切になります。
定期テストは、学校の授業を聞いているだけや、学校のワークを解いているだけでは解けない問題が必ず出てきます。
つまり、学んでいる単元をどれだけ理解しながら学習できているのか、が問われる問題です。
問題をたくさん解いて、しっかり覚えれたはずなのに、定期テストである一定の点数から上がらなくなる、というのはその壁が超えられていないからです。
そこで、今度は原理、原則を理解しながら解く、ということが必要になってきます(つまり、質です)。
質と言っても、量より勉強が難しくなるとか、そういうことではありません。
ただ「自分の頭でしっかり考える」ということをすれば良いだけです。
解説や先生の授業を見たり聞いたりして、答えを理解するのではなく、解答のプロセスを自分の頭で考えるようにするのです。
つまり、受動的な勉強ではなく、能動的な勉強ですね。
個別指導塾は量も質も上げることに適しています。そこの判断を一人ひとりに行って、最適な勉強方法を提供することがひとつの大きな存在意義でもあるわけです。(もちろん他にも個別指導塾の果たすべき役割はあります!)
勉強に苦しんでいるお子様の姿を見たり、もっと点数伸びるはずなんだけどな、と普段のお子様の様子を見てそう感じたりするときは、勉強量をこなさなければいけないのか、質を上げなければいけないのか、そのあたりを考えてみられると良いと思います。
そして、もし必要であれば、そのお力になることができれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。