こんにちは。伊勢原教室の清水です。
本日で伊勢原市の中学校の学年末テストがすべて終わりました。あとは、結果を待つのみです。
先週末、一足早く学年末テストが終わった中学校の男子生徒の一人が、テスト結果を報告してくれました。
国語と理科しか返却されていなかったのですが、報告してくれた国語の点数を聞いて、びっくりしました。
なんと……93点!!
学校の定期テストで国語の90点越えは難しいです。学校ワークの内容だけでなく、初見の実力問題も出てくるので、地の読解力や記述力が試されます。ちょっとした誤答を積み重ねたら、マイナス10点くらい、簡単にいってしまいます。学年末テストで、見事90点越えを果たした彼には、称賛しかありません。
2カ月前の冬期講習を思い返すと、彼との会話に、小説の話がよく出ていたことを思い出しました。
ハマっている作家がいて、冬休みに読み進めていること。今読んでいる作品を読み終えて、早く次の作品を読みたいこと。友達もその作家の作品を読んでいるので、それについて話をしていること。などなど、どんな教科の授業をしていても、小説についての話が度々出てきました。
入塾当初、読解は苦手としており、読解の勉強には力を入れていましたが、ここに来て、急成長しました。
読解力はやはり、読書体験であると思います。
なんでも良いと思います。活字に触れるのであれば、小説でもマンガでも。
現在は活字でもスクロールして読めてしまいます。分からない言葉の羅列や分かりにくい文章があったとしても、タブレットやスマホで読むと、スクロールして流してしまいます(流さず、しっかり読むのであれば良いと思いますが)。
読解力や、それを養うための語彙の知識は、流し読みでは身に付きません。
本という物体を通して、紙のページを捲り、進んでは立ち止まりを繰り返し、意味や言葉を理解しながら文章を読んでいく。
読解力を上げには、それに尽きると思います。
(これに記述力が備われば、国語マスターです!)
彼にはこれからもどんどん活字に触れてもらって、読解力の向上に励んでほしいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。