こんにちは。伊勢原教室の清水です。
先日、私が教室にいると、一人の在籍生が、教室のドアを開けて入ってきました。
そして、開口一番に言います。
「先生、青学受かりました!」
とても嬉しそうな笑顔でした。
高校3年生のIくんは、青山学院大学の指定校推薦に合格したことを報告しに来てくれたのです。
彼がここに至るまでには、様々な苦労や挫折があったと思います。しかし、それを一つ一つ乗り越えて、しっかりと合格を掴んだことに、とても嬉しい気持ちになりました。
というのも、Iくんとのエピソードで思い出すのは、彼が中学3年生のときの志望校決定面談のことです。
お母さん同席の元、Iくんと、高校受験前に公立高校を決定する面談を行いました。
Iくんは、合格判定ギリギリだが、上の高校を受験したいという意思でした。しかし、話をしていき、色々なことを考慮して、今の高校を受験することにしました。
また、その際に決めたことは、その高校には上位で合格し、上位の成績をキープし、指定校推薦でMARCHの大学に入る、ということです。
そのときIくんは納得してくれましたが、本当のところはどうだったのか。
本人の意思ではなく、自分の意見を押し付けてしまっただけなのかもしれない。
彼にとって、本当に高校3年間が良いものになる話し合いだったのだろうか。
彼は、進路指導の難しさを教えてくれました。
そこからの3年間、彼の高校生活は、新しい友人をたくさんつくり、部活動をやり、体育祭団長をやり、好成績を維持するために勉強も継続して行うという、私の独りよがりの不安をよそに、凄まじい勢いで進んでいきました。
部活動にも、学校行事にも、勉強にも、手を抜かないその姿勢に、深く感銘を受けたものです。
あの面談のときから、3年後。
彼は最高の表情で教室を訪れてくれました。
様々な苦悩を乗り越え、自分で自分の道を切り開き、青山学院大学の指定校推薦の合格を手にしたこと。
それを、本当に嬉しく思います。
これから大学生になっても、様々な苦悩があると思いますが、彼ならきっとまた、周りを楽しませ、困難をものともせず、乗り越えていくんだと思います。
その姿勢や気概を心から賞賛すると共に、また、エールを送りたいと思います。
合格おめでとうございます。大学生になってもがんばって下さい。
これからも学びを深め、たくさん成長していって下さい。
これからの活躍も、楽しみにしています!