こんにちは。伊勢原教室の清水です。
伊勢原教室に、厚木高校に通う高校1年生のTくんがいます。Tくんは、この前の校内で行われた実力テストで学年1位になったと報告してくれました。
そんなTくんと勉強はどうしたら出来るようになるか話をするうちに、勉強する動機の話になり、おもしろかったので、ご紹介します。
〜勉強する動機には3パターンある〜
①義務感による勉強
②対抗意識による勉強
③好奇心による勉強
①義務感による勉強
義務感による勉強は、取りかかりとしては良いですが、どこかで無理がきます。定期テストや受験など、やらなければいけない状況を作りだすことに置いては有効ですが、義務が与えられないとやらないのでは、学力も伸びづらく、また勉強する義務が外れた瞬間、手から離れた風船みたいに勉強のモチベーションはどこかへ飛んでいってしまいます。
②対抗意識による勉強
この人より良い点数を取りたい、この教科では1番になりたい等、だれかに対しての対抗意識がモチベーションへとつながる場合です。ライバルがいることでお互い向上し合うことができ、結果的に良い高校や大学に入っている、そういう人もいると思います。ただ、これは大きなモチベーションになり得ますが、そもそも勉強の世界で対抗意識を持とうと思っていない人にとっては、有効ではありません。
③好奇心からくる勉強
このモチベーションで勉強ができると自ら主体的に勉強することができ、さらに知識もどん欲に得ようとするので、最強の勉強の動機です。でも、これは興味を持って深堀りしようと思う教科に出会えるかどうか、また、環境や資質など、運の要素もありそうです。
Tくんは、自分は③の勉強をするようになってから、勉強が楽しくなり、学力が上がったと言っています。結果的に、厚木高校で首位を取る学力を身につけました。また、Tくんにとっては数学に興味を持てたということが大きいようです。
ただ、好奇心からくる勉強の動機へと近づけることもできるという話になりました。
それは「子どもが興味を持ったことを止めないこと」です。
子どもの発言や行動には、興味が含まれています。それを「そんなことより……」と他のことに転換してしまうと、興味の芽を摘んでしまう可能性があるということです。
いろんな体験の中から興味を持つ素材を見つけることができるか、また、見つけたらそこから派生して学習することができるか、それが勉強において大切なことなんですね。
お読みいただき、ありがとうございました。