こんにちは。伊勢原教室の清水です。

先週の土曜日に小学生対象の理科実験教室を行いました。
今回は「立方体のシャボン膜をつくろう! 針がねを使ったシャボン膜つくり」です。

やり方は簡単。
針がねを使用して立方体を作り、それをシャボンの液につけて、どのようにシャボン膜がつくか実験して確かめるというものです。

大多数の人は、立方体のカタチに膜が張ると想像すると思います。
子供たちも、そのような意見が多数でした。
それでは、実際にやってみましょう。
さて、どんなシャボン膜がつくられるのでしょうか。

これを……

こう!

針がねの立方体をシャボンの液にジャブジャブつけているだけでもなにげに楽しいです。(笑)

さて、引き上げてみると……

分かりますでしょうか?実際には、このように中央に向かって膜が引っ張られ、さらに真ん中に四角形の膜をつくります。

生で見ると、不思議な膜の張り方をしているので、シャボン液から引き上げたときの驚きはかなりのものです。

これは、水分子の間で働く分子間力という力が、お互いを引っ張り合い、水の表面積を小さくしようとするために起こる現象です。
いわゆる『表面張力』です。
この表面張力によって、立方体の枠にできるシャボン膜は、各辺をつなぐ必要最小な面積になろうとして、内側に引っ張られるように膜を張り、このようなカタチのシャボン膜になるのです。

実験自体はシンプルでしたが、みなさん繰り返し、シャボン膜をつくって楽しんでくれました。
今回は、仮説→検証の楽しさをかなり実感することができる実験になったと思います。

予想して、実験して、確かめる。

この過程は学びにおいて、非常に大切になります。

お友達と楽しく実験をしながら学びを深めていける理科実験教室を、今後も開催していきますのでお楽しみに!