こんにちは。フロンティ学院愛甲石田教室の城宝です。

 

少し前になりますが、

11月16日(金)に神奈川全県模試を主催する進学工房のセミナーに参加し、高校の志願者動向を勉強してまいりました。

 

また、11月20日(火)には神奈川県から「平成30年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」が公表されました。

県内中学生の10月20日時点の希望状況を県が取りまとめて集計した結果です。

ご覧になりたい方は下記リンクからどうぞ。PDFで閲覧可能です。

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u5t/edu_stat/jr_high_course_hope/h30_result.html

 

 

受験校を決めるにあたって『倍率』は一つの大きな要素となります。

もちろん今の時期の数字は入試直前になると大きく変わることもありますが、一つの目安となると思います。

近隣地区の希望状況を高校別に少し見てみたいと思います。

 

厚木高校

11月20日(火)公表の「平成30年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」では、

募集定員 358人 希望者 577人 → 1.61倍

でした。

昨年の同時期に公表された調査結果では1.49倍で、昨年に比べて微増しております。

今春行われた入試での実際の倍率(実質倍率)は1.23倍でしたので、

来春の入試でも1.61倍よりは下がると予想できますが、

昨年度の実質倍率1.23倍よりは上がりそうです。

 

海老名高校・座間高校

11月20日(火)公表の「平成30年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」では、

海老名高校

募集定員 398人 希望者 772人 → 1.94倍

座間高校

募集定員 278人 希望者 581人 → 2.09倍

昨年の同時期に公表された調査結果では、海老名高校1.88倍・座間高校2.03倍で、両校とも高い倍率で人気が高いことがわかります。

ただ、今春行われた入試での実質倍率を見ると海老名高校が1.14倍・座間高校が1.29倍となり、

入試直前になると倍率が高いことを理由に敬遠する生徒が多く出るというのが例年の傾向です。

 

伊志田高校

11月20日(火)公表の「平成30年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」では、

募集定員 268人 希望者 331人 → 1.24倍

昨年の同時期に公表された調査結果では1.21倍で、

今春に行われた入試での実質倍率は1.10倍でした。

伊志田高校は本年度募集定員が40人減っています。

来春の入試では昨年実質倍率1.10倍より上がるだろうと予想します。

 

伊勢原高校

11月20日(火)公表の「平成30年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」では、

募集定員 268人 希望者 309人 → 1.15倍

昨年の同時期に公表された調査結果では1.50倍で、昨年度より倍率は下がっています。

2016年の実質倍率 1.09倍 → 2017年の実質倍率 1.16倍 → 2018年の実質倍率 1.20倍

ここ2・3年でじりじりと倍率が上がっていましたが、来春は少し下がりそうでしょうか。

 

まだまだ高校はありますが、全部は書ききれないのでこの辺で。

 

全体を見ると、

公立高校志願者は全体の79.0%で昨年度の80.3%から下がっており、

逆に私立高校志願者は全体の11.2%で昨年度の10.7%から上昇。

大学入試制度の変更や私立高校入学者への授業料の補助などがあり私立高校志願者が

増加傾向にあるようです。

 

 

最後に

志望動向を気にするのは大人の仕事で、

生徒たちには倍率を気にせず、行きたい高校を決めたら、そこに向けて一生懸命頑張ってほしいです。

倍率が高くて臆病になったり、倍率が低くて安心するのではなく、

倍率に流されずに自分のやることしっかりとやる。

とても大事なことですね。

 

またいろいろな情報を載せていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。