こんにちは。伊勢原教室の清水です。
小中学校では今週から夏休みというところが多く、生徒さんは学校から夏休みの課題をたくさんもらってきています。
その中でも、夏休みに毎年多くの学校で出される課題が、読書感想文です。
読書感想文は、読書をする機会をつくり、また、読書体験からなにを感じ取ったかを深く考えられる絶好の機会です。
今回は読書感想文の書き方について、私なりに実践するとよいと思うことを書きますので、ぜひ参考にしてみてください。
①一人称を意識する
読書感想文のよくない書き方として、あらすじ紹介に留まってしまうということがあります。例えば「ヘレンケラーは~~でした」「宮沢賢治は~~しました」と、主人公の行動を羅列してしまいがちです。そこで、主語で一人称を使うことを意識します。「私は、ヘレンケラーの〇〇に感動し、~~」「宮沢賢治に比べ、私の小さい頃は~~」といった具合に書くと、自分の想いが乗った読書感想文になります。
②読書の前後で変化したことを書く
読書体験は、自分の考えを深めてくれます。そこで、その本を読む前と読んだ後で、自分がどのように変わったかを努めて書くようにします。その本を読んだことで、心が動かされたこと、考えの新しい発見や気づき等を、メモやページの余白に書き留めておき、読書を通した自分の変化を感想文の中に盛り込むようにします。
③構成を意識する
文章が書けない原因として、構成の仕方が分からないということがあります。以下の起承転結を参考にしてみてください。
起 … なぜこの本を選んだのか、この本のどこに惹かれたのか(10%)
承 … 本の内容を受けて、なにを感じ、なにを考えたか、新しい発見や気づき(本の内容10%、発見や気づき30%)
転 … 考えたことを通して、自分だったらどうするか、今後どのようにしていこうと思ったか等、意識や行動の変化(30%)
結 … 本を読む前と読んだ後で、自分の中で変わったところ(20%)
やはり、自分の中で感銘を受けた部分とそれを感じたことで今後どうしていこうか考えた部分を分厚く書くと良いです。
以上の3点を意識するだけで、読書感想文は書きやすくなります。何より文章は楽しむことが大切なので、今回紹介されているもの以外でも、自分が良いと思った方法を取り入れてチャレンジしてみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。