こんにちは。伊勢原教室の清水です。
先週の土曜日に小学生対象の理科実験教室を行いました。今回は「回転式アニメを楽しもう! フェナキスティスコープづくり」です。
フェナキスティスコープとは、円盤に描かれた絵を鏡に向けて回転させ、円盤に入れた細いすき間(スリット)を通して鏡に映った絵をのぞくと、絵が動いて見えるというものです。
もちろん個々の絵は静止していますが、回転させてから、スリットを通して見ることで、「残像」によって絵が動いているように見えます。
今回、初めての実験内容でしたが、これがかなり楽しいです!
まず、実際に動かしてみる円盤の絵を、自分たちで色を塗ったり、描いたりする作業がとてもわくわくしました。クオリティの高いアニメーションにするために、どの子も他の子の絵を褒めたり、色塗りにアドバイスにしたりと楽しく一生懸命取り組んでいました。
(実際に作成した円盤)
そして、円盤を回して、アニメーションを見てみます。
うまくいくかどうか心配しましたが……みんなうまく絵が動いて見えました!
それも、より時間をかけて、丁寧に色を塗りをしたり、凝った絵柄づくりをしたりした子の円盤ほど、きれいなアニメーションが生まれています。
アナログでも十分アニメーションの感動は生まれる、ということが新鮮でした。
最近はデジタルデバイスで遊ばない子供はいないというほど、遊びの中にデジタルが入り込んでいます。もちろん、それは悪いことではありません。ただ、人間の創造性というのは、手を動かしたり、モノづくりをすることにあると思います(道具を作り出してから、人類の脳は急速に発達したとも言われていますよね)。
手作りを通して、手作業を通して自分のつくったアニメーションを見るというのは、今において逆に新鮮なのかもしれません。
また、今回のように友達と一緒になって、モノをつくるという体験はいいものです。
液晶画面ばかり見ている日常の中で、こんなモノづくりもあって良いなと思いました。
今回は、みなさん楽しんで帰ってくれたようでした。
理科実験教室は、また開催しますので、お楽しみに♪