皆さまこんにちは。本厚木教室の横山です。
塾の先生をやっていると、生徒のわかったが毎日のやりがいになってきます。
教えたことを理解してくれて、表情がぱっと明るくなった時なんかは生徒よりも喜んでしまうくらいです。
ですが、私たちが気を付けなければならないのはその先です。
「わかった」だけではまだまだ自力で解決できる状態になったとは限りません。
「わかる」と「できる」が直結できる生徒はほとんどいない、ということを念頭に置き、決して「わかった」で満足しないこと。
大事なのは教えた直後の演習量です。
演習をさせながら、本人たちの体と感覚に沁み込ませていくこと。これが非常に重要なのです。
言うまでもなく、テストとなると自力でできなければなりませんから、独力で問題が解けるようにならないと点数にはなりません。「できる」状態にならないといけないわけです。
極端なことを言うと「できる」状態にさえなればテストの点数はある程度望めるわけですから、「わかる」を飛ばして「できる」状態にすることを目標になってしまう生徒も少なくありません。いわゆる丸暗記です。(意外と丸暗記というのは難しい行為なのですが・・・)
実は学校としてはそれはできるだけ避けたい。なぜなら今の評価というか公教育の目標のテーマは「思考力」だからです。
その為に、各テストの問題を工夫して、丸暗記だけでは対応しきれないような問題を考えるわけです。
もっともあくまで理想論なので、やはり一部は丸暗記でも対応できる問題も含んでいるのですが。
そう考えると丸暗記だけでは学習としては片手落ちになってしまう。
私たちが目指すべきなのは「わかる」「できる」そして、より深く「わかる」のサイクルを作ることなのです。
具体的には、まず第一に考え方や原理を教える。第二に問題を解いてもらって、実際に解けることを体験してもらう。
そして次に生徒の気づきを促しつつまとめをする。
これを繰り返していくことが真に学力を上げる循環なのだと思います。
今後もこの循環を作っていきながら、日々熱い指導をしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フロンティア学院 本厚木教室 横山直大