皆さんこんにちは。本厚木教室の横山です。
先日、中学1年生(新2年生)のAくんと志望校の話をしました。
まだまだこの時期だと高校受験のことなどは気にしていない生徒が多く、Aくんも同様に全然意識しておらず、高校の名前も近くの学校2~3校を知っているくらいで、目標の学校について考えることなどしたことがない様な感じでした。
「Aくん。今どこか行きたいと思っている学校あるの?」と聞いてみると
「親にはE高校って言われてる」と返ってきました。
「なるほどね。じゃあこれ一緒に見よう」と言って、今年度の受験の資料集を一緒に見ることにしました。
その中には、高校からの大学への合格実績の分析が載っていたので、見せてみようと思ったのです。
もちろん、大学名などよくわからなかったようですが、国公立・早慶上理・GMARCHの分類毎の分析だったので、
それぞれに大学の格の違いであることを説明して、この学校なら、GMARCHはほぼ受かる、逆にこの学校だと、国公立へはかなり難しい。みたいな分析結果を見せながら話をしました。
ひとしきり話し終わった後に、Aくんは「じゃあ俺 この学校とかこの学校とか目指してみる」と言ってくれました。
生徒が志望校をうまく決められないのは決めるための基準が無いからです。
名前だけ言われても、何が良くて何が悪いのかよくわからないのです。学校の様子や雰囲気、本人に合う合わないというのも結局のところ抽象的過ぎて、実感が湧きにくいのではないでしょうか。
だから今回は敢て、もっと先の話をしてみました。単純にスゲーと思われる大学に行ければいいなと思っている子は比較的多いように思います。
その為に学校を選ぶんだよ。選ぶためにはその先にどんな可能性があるのか見ておこうというわけです。
私たち塾は、学校を提案するのもそのためです。ここを受けなさい!ではなく、こことかここならこういう可能性が残るよ。まだやりたいことが決まらないのであれば、できるだけ可能性は残しておこうそのためにはこういうところを目指しておこう。変わってもいいからね。といった具合に自由回答ではなく選択肢を絞って考えさせてあげることも大事なのだと思います。
選択肢を絞る一つの考え方として先の大学受験を見据えることも方法なのではないでしょうか。
ちなみにこのAくん、話をして以降、授業後に必ず1時間くらい残って自習していくようになっています。非常にうれしい変化をしてくれています。改めて、目標とモチベーションって大事だなと思います。
最後までお読み下さいましてありがとうございました。
フロンティア学院 本厚木教室 横山直大