皆さんこんにちは。フロンティア学院本厚木教室の横山です。

生徒たちと勉強の話をすると良く出てくる質問の一つが、「勉強の仕方」についてです。

感覚的には「どうやったら暗記ができるのか」という質問が一番多い気がしますが、実はよくよく話を聞くと、

勉強法で困っている教科第1位は国語です。

文法や漢字の勉強はみんなしているのですが、教科書の中で扱った文章についての勉強法が分からない生徒が多い。

どんな勉強をしているのか聞くと 「教科書やノートを読むくらい」という回答ほとんどで、他に何をすればよいかわからないようです。

実際のところ、定期テストの国語の勉強方法という意味では、教科書を読み込むのが一番効果的ではありますが、大事なことは、「読む」という行動にどういう目的と意味があるのか理解しておくことが重要です。

教科書を読む際に意識しておかなければならないことの例です。

1.小説ならストーリーを 論説なら論理展開を それぞれ記憶しておくこと。

2. その中に出てくる言葉の意味を理解して、できれば自分でも扱えるように慣れること。

3.問題を予測すること。自分が問題を作るとしたらどう作るかを考えることができれば最高です。

もちろん他にも意識するべきことはあるのですが、ただ読むだけではなくて、どういう視点をもって、何のために読み込むのかを絞ってあげることも大事です。

数学や英語のように単元や文法の種類といった、読む目的を持ちやすい教科と違い、国語の教科書は単元別・分野別という意識が持ちにくい、そのため、読むという行為が漫然としたものになってしまいがちです。

その結果「ただひたすら読む」だけで終わってしまうのですが、そこに目的と意味付けを付け加えることで、初めて学習として、進歩と成長の元になっていけるのです。

国語の学習法は、「目的をもって、そして、その目的をその都度変えながら、繰り返して読む」ことなのだと思います。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大