こんにちは。伊勢原教室の清水です。

伊勢原教室では先週の土曜日、中学1、2年生の学年末テストに向けての対策イベントを行いました。

今回は理科、社会に特化したイベントで、名前も「理社マラソン」と、理科、社会に腰を据えて取り組めそうなものとなっています。今週も行いますので、興味のある中学生の方はぜひご参加ください。

 

今回の学年末テストは、社会は中学1年生も2年生も地理がメインのところが多いようです。

地理は中学校で習う範囲でも、非常に勉強しづらいです。

用語だけ見てもイメージがしづらいところがありますし(四国地方ですらイメージしづらいのに、南アメリカなんて……)、気候とか農産物とか、経済連携とか、普通に暮らしている中学生にはピンとこないものが多いです。

 

先日も、地理のワークをやっていた生徒が、一生懸命教科書で調べながら、問題を解いていました。

地理において、教科書を使用しながら勉強するのは必須です。地理はビジュアルがかなり大事ですからね。

その生徒は、教科書で調べ、該当箇所を見つけたら、ワークに記入し、また次の問題の該当箇所を教科書で探し、発見したらワークに記入し、ということを繰り返していました。

「マーカーペン持ってる?」

そんな彼の手を止めさせて、話しかけます。

「うん」

その生徒は筆ばこから、マーカーペンを取り出しました。

「調べるだけだと頭に残らないから、調べて答えをみつけた箇所は、マーカーペンで必ずチェックをしておくんだよ。そして、ひと通り問題を解き終えたら、教科書に色をつけたところがどういう流れで出てきたかとか、どういう意味なのかを教科書を読みながら確認していくんだ。語句を暗記するだけに留めないようにね」

せっかく教科書を使って勉強できていたので、教科書を最大限生かすように話しました。

 

答えを調べながらやる学習は、答えを見つけることが目的になりがちです(同じ数字を見つけることを目的とするゲームの神経衰弱みたいです)

そこから一歩踏み込んで、写真やグラフの意味、気候の意味、その語句が表す内容がなんなのかを学んでいけるかが地理で高得点を取れるかどうかの鍵を握っています。

教科書から同じワードを見つける神経衰弱的な勉強ではなく、理解を意識した勉強を目指してほしいと思います。