皆さんこんにちは。フロンティア学院本厚木教室の横山です。

もうすぐ1学期(2学期制の学校の生徒さんはまだですが)が終わり、夏休みに入ります。

特に中学3年生は、受験への意識が高めていかなければならない時期です。

そういうわけで、神奈川県の高校入試制度について改めて確認しておこうと思います。

点数をつける選考基準は3つ。 調査書(内申点)・学力検査(当日の入試得点)・面接点です。

 

【選考基準比率】

通常は 調査書:学力検査:面接 の順に 4・4・2 や 3・5・2 などと表現します。

何を重視して選考するかは各高校裁量です。4・4・2の学校が最も多いパターンです。

学力重点校などでは3・5・2で学力検査に比重が置かれる場合が多いです。

これらの比率で、1000点満点を振り分けて、生徒の順位をつけて選考を行います。

 

【調査書】

計算方法は次のようなものになります。

(中学2年生の学年末の内申点) × 1 + (中学3年生の2学期の内申点) × 2

1回の内申点は5段階 × 9教科 =45点 満点ということになり、

すべて合わせて45点 × 3 =135点 満点になります。

例えば、2年生末の内申点35点で、3年生2学期では38点だったとすると 内申点は111点となります。

満点に対して82%くらいの割合になります。4・4・2の比率の学校の場合は、328点/400点満点がない新聞の得点という計算になります。

 

【学力検査】

英語・数学・国語・理科・社会の5教科(学力重点校では+特色検査)の合計得点です。神奈川県の入試問題は、全国の中でも非常に難易度が高く、例年平均点が低めです。志望校にもよりますが、得意科目で大きく差をつけることも可能な入試になっているので、苦手科目を無くすことと同じように、得意科目を伸ばしていくという戦略も立てられる形式になっています。

 

【面接】

ほとんど差をつけない場合も多く見受けられます。すべての受験生が同じ点数が付く場合もありますが、逆に20点前後の差がつく場合もあるので、しっかり準備しておくに越したことはありません。

 

現在の神奈川県の高校入試では、多くの学校で内申点と同じかそれ以上に学力検査の得点が重要な要素です。言い換えれば、内申点が多少目安に足りなくとも、当日の得点で挽回することも可能ですし、その逆も有り得ます。

とは言え、生徒たちは、平時はどうやっても学校の成績を目標として過ごしてしまいますし、学校の成績を意識するべきだと思います。

だからこそ、夏期講習などの、学校の授業が一旦止まる機会に、対入試を意識した学習を行っていくことがよいと思います。

夏休み期間にただ漫然と復習をするというのではなく、中学3年生に限らず、中学1年生、2年生も入試を意識した取り組み方ができるように指導していきたいと思います。

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

フロンティア学院 本厚木教室 横山直大