厚木林教室の城宝です。

夏期講習も終盤戦です。

 

生徒たちもラストスパートで、

残りの期間を駆け抜けてほしいと思います。

 

この夏期講習期間

中3生に対して、

特に注意して行っていた教科は国語です。

 

それはなぜか、

本日は受験国語についてのお話しです。

 

国語がほかの教科と違う点

国語は主要5教科のうちでも特殊な教科で、

他の4教科と比べて違うところがあります。

それは、学校で勉強したことのうち、

そのまま受験国語で役立つものはほんの一部であるということです。

 

英語・数学・理科・社会の受験問題は

学校で習った問題の類題が出題されたり、

知識や公式を使って問題を解法したり、

することが出来ます。

そしてこの4教科は、

定期テストの得点と入試や実力テストの得点は

比較的強い相関関係があります。

つまり、定期テストで点を取れていれば、

入試や実力テストも得点が高くなるということです。

 

 

一方、国語の場合、

入試問題で学校で習っている文章が出ることはありません。

そのまま出題されるのは漢字・用語や文法などの一部の知識問題です。

だから、定期テストの得点と入試や実力テストの相関関係が

上記の教科ほど強くありません。

定期テストが取れているのに、

入試や実力テストで点が取れないという

生徒さんは多いのです。

 

なぜ受験国語で得点が取れないのか

定期テストの国語の問題はだいたいが教科書の本文から出題されます。

教科書の本文は授業で学校の先生が丁寧に解説してくれるので、

授業をしっかり受講すれば点が取れます。

 

一方、受験問題では、

初めて読む文章から出題されます。

その文章を時間内に正確に読み取り、

設問に応じて正しく解答する

ということを自力行っていく必要があります。

 

かんたんに言えば『読解力』が必要とされており、

入試や実力テストで点が取れないのは、

『読解力』が備わっていないから、ということになります。

 

もちろん、学校の授業が無駄ということではありません。

学校で習っていることが、読解力の下地となるからです。

学校の授業をしっかり聞くことは大切なことです。

 

受験国語に必要なのは『読解力』

しかし、

生徒さんたちは、

国語の受験問題で必要とされる

『文章を早く正確に読解する』という

勉強をあまりしたことが無いため、

我流で受験国語を解いていることも事実です。

 

 

ですから、受験までに正しく読解する方法を学ぶことが必要になります。

読解力は一朝一夕で身につくものではありません。

2学期以降も入試特訓も通じて『読解力』を養成していきますが、

夏期講習は今までは違う国語の授業=『読解力』養成のための授業の第一歩だったわけです。

 

これが夏期講習中に国語の授業を

特に注意して行っていた理由です。

 

とりあえず夏期講習中に読解のポイントは伝えられました。

2学期以降は入試特訓等をを通して実践できるように

訓練していきたいと思います。

 

模試などで国語の得点が取れないという生徒さんは是非勉強法を見直してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。